適正な量とリズムで
毎日規則正しく食事を取ることが大切です。
食事をする時間や量にばらつきがあると、一回の食事で糖や塩分を摂りすぎてしまうことに繋がります。
その結果、腎臓をはじめ臓器や血管に負担をかけることになります。
規則正しい食事を続けるためには、内容や量を記録する習慣をつけるとよいでしょう。
※参照元:協和キリン公式サイト「ふせごう。知ろう。慢性腎臓病」(https://www.kyowakirin.co.jp/ckd/prevention/pre3.html)
カロリー過剰に注意
栄養のバランスを考え、特に塩分やタンパク質の摂りすぎに注意しながら献立を工夫しましょう。
また、1日に必要なエネルギーを把握しておき、カロリー過剰とならないように注意が必要です。
食材ごとに細かな栄養価を記した食品成分表の本を持っておくと、献立を決めるときの参考になります。
エネルギー不足に注意
エネルギーが不足すると体内のタンパク質分解が進み、結果として、外からタンパク質を摂取しなくても腎臓に負担をかけることになります。
エネルギー不足が考えられるときは、タンパク質以外の栄養素である糖質、脂質から補給するようにしましょう。
なぜ制限すべきか
タンパク質は、老廃物の一種である窒素代謝物を生成します。
腎臓病は、この窒素代謝物を処理するための糸球体が十分に機能していない状態です。
一度機能を失った糸球体は再生しないため、残った糸球体はできる限り温存していく必要があります。
そこで窒素代謝物の発生を抑えることを目的としてタンパク質の制限がおこなわれます。
標準体重1kgあたり0.6~0.7gに制限
腎臓病の人のタンパク質の摂取量は、標準体重1kgあたり0.6~0.7g/日※が推奨されています。
たとえば、体重60kgの人なら1日あたりの摂取量は36~42gとなります。
一般的には1日約80gのタンパク質を摂取しているので、推奨値におさまるよう食事の量や内容を見直す必要があります。
※参照元:東京女子医科大学病院公式サイト(https://www.twmu.ac.jp/NEP/shokujiryouhou.html)
タンパク質の制限による栄養不足に注意
食事療法を始めると、タンパク質以外の栄養も減りがちになります。
エネルギー不足や栄養不良とならないように、バランスを取りながら徐々にタンパク質を減らしていくことを心がけましょう。
タンパク質の量を減らす場合は、質を上げることも大切です。
タンパク質を控えつつ、消化をサポートする酵素などを積極的に取り入れたい場合は、熱に弱い酵素を非加熱の独自製法でパウダー状にした「わかなつみの発酵菌」などもおすすめです。
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なぜ制限すべきか
ヒトの体のおよそ60%は、塩分やカリウムなどの電解質を含んだ水分からできています。
塩分はこの水分量を調節しており、排泄する役割を担っているのが腎臓です。
腎機能が低下すると、塩分の排泄機能が鈍ってしまい、摂りすぎた塩分が体内に留まるようになります。
これによって体液(塩水)の過剰を引き起こし、むくみや高血圧をもたらします。
腎臓病や予備軍の方は、医師の指示に従い、しっかりと制限をするようにしましょう。
※参照元:東京女子医科大学病院公式サイト(https://www.twmu.ac.jp/NEP/shokujiryouhou.html)
1日あたり6g未満に抑える
腎臓病の人の塩分摂取量は、1日あたり3g以上6g未満※が推奨されています。
濃い味付けに慣れていると、塩分の少ない食事は物足りなさを感じてしまうものです。
しかし、工夫次第で薄味でもおいしく食べられる減塩食は作ることができます。
※参照元:日本腎臓学会公式サイト(https://jsn.or.jp/general/kidneydisease/symptoms07.php)
なぜ制限すべきか
腎機能が低下すると、電解質の1つであるカリウムも排泄されにくくなります。
その結果、高カリウム血症をひきおこし、手指や唇のしびれ、全身の倦怠感、筋力低下、不整脈などの症状があらわれます。
カリウム濃度が極めて高くなると心停止することもあり、注意が必要です。
1日のカリウム摂取量は1500mg以下に
腎臓病の人の血清カリウム値は4.0~5.4mEq/Lの範囲が目標とされています。
それを実現させる1日のカリウム摂取量は1500mg以下が目安となります。
カリウムは細胞内に存在し、水に溶ける性質がありますので、たとえば野菜はカットして流水にさらすことでカリウム量を減らすことができます。
腎臓病の方が控えるべき「カリウム」の含有量が多い食品を紹介します。
| 果物 | バナナ、なつみかん、メロン、干し柿、果汁100%ジュースなど |
| 野菜、芋類 | 芋類(特に里芋)、かぼちゃ、にら、水菜、なす、白菜、セロリ、キャベツなど |
| 肉、魚 | 全般(お刺し身は特に注意が必要) |
| 主食 | 麺類 |
| 海藻類など | とろろこんぶ、干しひじき、納豆など |
| 調味料 | 黒砂糖、だし |
| 乳製品 | 牛乳 |
| 菓子類 | スイートポテト、あんみつ |
| 飲料 | トマトジュース、野菜ジュース、投入、日本茶(玉露)、黒ビールなど |
参照元:東京女子医科大学病院腎臓病総合医療センター「慢性腎臓病の食事療法」(https://www.twmu.ac.jp/NEP/shokujiryouhou.html)
腎機能が低下していても、絶対に食べてはいけないというものはありません。
しかし、食べすぎや偏りは禁物。適量で栄養バランスのよい食事を心がけることがとても大切です。
食事療法はゆるやかに効果が表れるものですので、我慢をしすぎては長続きしません。
どうしても我慢できないものがある場合は、医師に相談して対処法を確認しましょう。